Crazy Catsって何?

平成22年1月 現在

 “Crazy Cats”は、1996年4月に、東京都世田谷区梅丘(Access参照)に設立された精神障害者向けの共同作業所です。
   ◎共同作業所とは、障害をお持ちの方jが、病院(精神科)に通いながら就労・生活訓練など社会復帰をめざして通われる場所のことです。
 運営主体は、『特定非営利活動法人 響心会』で、2003年4月法人認証・登記されています。
 
 多くの共同作業所では、内職等の作業をしていることが多いのですが、“Crazy Cats”は設立以来10年以上に渡り、作業を中心的な活動とせず、‘利用者さんの色々な人々との交流’を前面に打ち出し、むしろ日常の中にあるさまざまなことがらを生活訓練ととらえ、社会復帰(参加)の道を模索してきました。
 
 十数年の歩みの中には、さまざまなトラブルもありました。
 数々の試みや、様々な話し合いを経て、所内では音楽的な活動や物作り、食事作りなどの活動が増えていきました。
 
 そうしたなか、2006年4月に障害者自立支援法(以下、自立支援法)が施行されました。
   ◎障害者自立支援法は、民主党政権下で廃止の方向ということは示されていますが、その先の具体的なものは、まだ見えてきていません。
 
 “Crazy Cats”は、民間(法外)の小規模(共同)作業所として活動してきました。その運営費の大部分は東京都と世田谷区からの補助金で賄ってきました。
 自立支援法では、民間の小規模作業所に補助金が出る可能性は少なく、自立支援法下に示された施設以外では活動を維持していくことが難しいと予想されます。
 作業所“Crazy Cats”として継続できるだけ継続し、運営が困難になったところで幕を閉じるか、自立支援法下の施設として生まれ変わって継続する道を選ぶか、選択することが求められました。
 利用者さんの現状、運営面、活動、経済面、色々な面からの検討がなされました。
 その結果、“Crazy Cats”は自立支援法にしたがった施設への移行を目指すことを選択しました。
 
 “Crazy Cats”には、障害者の方が、音楽を思い切り行うことのできる環境があります。防音装置のこれほど効いた施設は他にはなかなかありません。楽器などの機材もかなり揃っています。これらの環境をなくしたくないと考えたのです。
 
 しかし、この選択は“Crazy Cats”にとって、けっして楽な選択ではありません。上記したように、“Crazy Cats”はもともと作業を中心に活動をしてきませんでした。にもかかわらず、そこに本格的に賃金を得ていく作業を導入していかなければいけないのですから。しかも、目指す施設の形態としては、月あたり一人平均3000円以上の稼ぎが必要となるのです。
 利用者さんが、慣れない内職作業で月平均3000円を稼いでいくことは容易なことではありません。それに作業にそんなにたくさんの時間を費やしたのでは、今までやってきた他の活動ができなくなってしまいます。
 
 そこで選んだ一つが、ライブハウス(⇒Live House)の営業でした。
 
 “Crazy Cats”には、以前から音楽をやる環境は整えてきました。防音環境、ステージ、PA設備、楽器類、月一回のペースで開催してきた無料イベントを通してのノウハウ、…etc.
 
 2006年8月からライブハウス営業を開始しました。アーティストの方々に出演していただき一般のお客様をお呼びし、利用者さんはその中でウェイターやお酒や食事を作る係り、PA操作などで働いていただいています。
 多くの出演者、お客様にささえられて、なんとか3年以上の実績を積んでくることができました。
 
 昨年、後半からは内職作業の導入も開始し、プログラムの充実も図り、働くこと(就労訓練)をしながら自分の好きなプログラムに参加して行ける体制を整えつつあります。
 
 Crazy Catsは、就労を目指したい人、自分の人生を見直すために時間を取りたい人、その両方の要望に応えていけるような施設を目指して活動を続けているところです。
 
 
     <Crazy Cats の概要>
   ★開所曜日:毎週火曜日〜土曜日(祝祭日は休みになります。年末年始の休日あり)
   ★開所時間:午前10時〜午後7時
   ★運営主体:特定非営利活動法人『響心会』
   ★スタッフ4名(常勤3名、非常勤1名)
   ★所内プログラム Program参照

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